拝啓、風にも雨にも負けていますが、なんとか生きてます

思ったことを取り留めなく。すきなことに対する考え過ぎなこと多め。

幸せになる権利

お前今更かよ!というブログを書きます事で有名なあまつです(大嘘)。

1月中に上げるはずの内容だったんですけど、もう3月ですね。もうそろそろ春が来そうな気配がしますね。

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インスタの宣伝もしたところで本文をば。

 

 

1月、『屋根の上のヴァイオリン弾き』を観劇しました。

(以下、少し作品のネタバレを含みます)

 

推しの入野自由さんが留学後初めて出演する舞台と言うことで、もう期待でいっぱい、そわそわしながら母と舞台に行きました。

 

外国でさらに昔のお話だったわけですが、私が通っているのがキリスト教の学校なので、聖書の時間が設けられていて、そこでユダヤ人の歴史なんかにも触れていたので、割とすんなりと時代設定は理解できました。

 

家族とは、愛とは、がぎゅっと詰まった3時間。

あまりにも濃密で、キャストさん一人一人の演技も歌も素晴らしくて引き込まれ過ぎて、休憩時間にお会いしたフォロワーさんに「魂吸い取られてませんか、大丈夫ですか?」と心配されました。

 

 

語りたいことはたくさんあるのですが、まずなにより感銘を受けた市村正親さんの対応力について。

私が観劇したのは、名古屋の千秋楽です。

テヴィエが何度か心の中で神様に呼びかけに答えるシーンがあるのですが、その中の一回で、観客席の男性が「頑張れ~!」と呼びかけるという一幕がありました。

恥ずかしながら、舞台及び屋根ヴァに対して知識も経験も浅いので、それがルール的によろしくない行為だったのか、もしかしてちゃんと台本上にある演出なのか定かではありませんが、市村さんが自然にそのやり取りをストーリーに組み込んでいるのに感動しました。

まるで台本の通りの演技のような。これが生の面白さか、と思うほど。

私情で一度しか観劇は叶わなかったので、その都度変化する醍醐味を味わえなかったのが残念です。

 

 

そして屋根ヴァではテヴィエの娘3人の恋模様が描かれているわけですが、私が個人的に一番心を鷲掴みにされたのがチャヴァのエピソードです。

とにかく切ない!切ない…!

その時代、特にユダヤのしきたりを大事にしていたテヴィエの娘として、きっと誰にも認めてもらえない恋。

それでも自分の想いを捨てられなかった愚直にも真っ直ぐなチャヴァが、切なくて寂しくて、何よりとても綺麗に思えました。

辛く寂しい別れを決断した分、彼女が選んだ出会いが幸せなものだといいなぁ。

 

 

たくさんの印象的なセリフがある屋根ヴァですが、個人的に今でも心に深く突き刺さっているセリフは、モーテルとツァイテルの

 

「しがない仕立て屋にも、幸せになる権利はある」

 

という言葉です。

たとえ”しがない“ものだろうと、誰にでも幸せになる権利はある。

人種差別が見直されている今だからこそ、かつて迫害の的だったユダヤ人である彼らがその事を言うことに、深い意味を持つのかもしれません。

 

私はどこにでもいるしがない一学生なので、そのセリフがどれだけ世界情勢に物申しているだとか、昔の社会の不自由さを示唆しているだとかはわからないのですが。

純粋に、それこそしがない一人の人間として、そのセリフは胸にくるものがありました。序盤にして涙が出たくらいです。

 

(前回のブログを読んでくださった方は察しがつくかもしれませんが)最近、幸せとは、みたいなことを考える機会があったので余計に刺さる部分がありました。

誰にでも幸せになる権利がある。

でも権利は行使しなければ持っている意味をなさない。

それすなわち、幸せとは掴みとっていくものなのかもしれません。

彼にもあった。だからそれを掴もうとしている。その結果が今の現状なのかもしれません。

それなら両手いっぱいでも足りないほどの幸せを掴んでほしいなぁ。

恐怖心を払い除け、テヴィエに向かって叫んだモーテルの手が、強く握りこまれていたのが印象的でした。

 

 

そして何より、私はやっぱり入野さんの演技と歌が大好きだなぁと。

物語の中に住んでいるかのようなお芝居と、真っ直ぐな歌声。

名古屋芸術劇場の3階席から舞台を見るのは経験が無くて、ちゃんと見えるのかとか色々不安だったのですが、より一層入野さんの歌声が会場に広がっているのが伝わって、いい経験になりました。

臆病者からしっかり者へ。

前半の下がり眉が可愛くて、あまり見慣れなくて新鮮でした。

 

 

来週はキラフェスですね。

残念なが私は両日とも習い事の舞台があって参加できません。

帰国後、そして30歳になってからの初めてのライブ。

きっと入野さんはまた大きな幸せをくれるんでしょう。

いいなぁ。行かれる方は存分にたのしんでくださいね。